ＦＣ東京秘策！長友を“クローザー”指名

　ＦＣ東京の日本代表ＤＦ長友佑都（２２）が１４日、勝利の方程式を締めくくる“クローザー”に指名された。１６日の横浜戦（日産ス）に向けた実戦練習では、本職の左サイドバックから２列目の右サイドに今季初めて配置転換される秘策がテストされた。長友自身は「楽しいですよ。やるとしたら後半ですね。攻守にガンガンいきます」と話した。

　練習後、城福監督は「クローザーとして（ボールを）追ってほしい。終盤の時間帯に動ける選手は限られる」と説明。終盤、中沢、金らを擁する横浜とゴール前で高さ勝負となれば、分が悪い。同じく左の２列目にはＤＦ藤山が投入され、両サイドからのクロス供給を徹底的に封じ、高さ勝負を避ける作戦だ。

　長友は１２日、母校・明大の早大戦（４―１）を観戦し「刺激を受けた」。学生時代、応援太鼓の達人として知られ、後輩の試合でも思わず飛び入り参加した。その腕前は「昔から和太鼓をやってた。今はアフリカン・サンバ。学生時代は鹿島のサポーターからもオファーを受けた」ほど。「見ててください。リズミカルな動きを！」。長友のノリノリなクローザーぶりに注目だ。