マンＵ３連覇王手！次節ドローで決定

　バルセロナと２７日の欧州ＣＬ決勝（ローマ）で戦うマンチェスター・ユナイテッドは国内リーグでウィガンに２―１で勝利。リーグ３連覇に王手をかけた。

　これが王者の底力だ。前半に先制を許したマンチェスターＵが鮮やかな逆転勝ちで７連勝。未消化だった一番を制して残り２試合で２位リバプールと勝ち点６差とし、３連覇に王手をかけた。「強い意志を見せたウィガンに苦しんだが、後半は素晴らしいプレーを見せた」とファーガソン監督は満足げに話した。

　前半２９分の失点はゴール前へのロングボールでＤＦビディッチが競り負け、相手ＦＷロダジェガに決められた。相手にファウルがあったとの訴えは認められずチーム全体が浮足立ったものの、指揮官は「審判員には勝てない。判定に文句を言わず集中しろ」とハーフタイムにカツ。後半は見違える動きで相手を追い詰めて１７分にＦＷテベスが同点弾を決めると、残り４分には分厚い波状攻撃からＭＦキャリックの決勝点で突き放した。

　次節１６日は引き分けでも優勝が決まる。相手は欧州ＣＬ準決勝で２戦合計４―１と圧倒したアーセナル。「仕事はまだ終わっていない。いつも通り準備を進める」。リーグ優勝１０度の名将が発した言葉に自信が漂った。