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大分歓喜!初の決勝進出 ウェズレイV弾!

[ 2008年9月8日 06:00 ]

ファンの声援に応えるウェズレイ(左)と森島

 ナビスコ杯準決勝第2戦が7日に行われ、清水が12年ぶり4度目、大分は初の決勝進出を決めた。ホームでの第1戦を1―1で引き分けた清水は、MF枝村匠馬(21)の2得点などで昨季の覇者G大阪を3―2で破った。アウェーでの第1戦を1―1で引き分けた大分は、後半4分にFWウェズレイ(36)が挙げた先制点を守り切り、名古屋に1―0で競り勝った。決勝は11月1日に国立競技場で行われる。

【試合結果


 【ナビスコ杯・大分1―0名古屋】九石ドームが揺れた。青いサポーターが歓喜に泣いた。「サポーター、選手、チーム関係者、すべての力で決勝に行けた」。雄叫びを上げたシャムスカ監督とイレブンの熱い抱擁を、2万人の祝福の喝采が包み込んだ。
 後半4分、MF鈴木の左クロスが中央のFWウェズレイへ。「受けてターンできるスペースがあったから、力を込めてコースに打った」。第1戦でも殊勲のアウェーゴールを奪った大砲の低いミドルシュートが左隅に突き刺さって決勝点となった。終盤は名古屋のパワープレーをチーム全体で抑え込み、1―0で逃げ切った。
 頂点まであと1勝。指揮官にとってはブラジル時代の04年、2部サントアンドレを率いてブラジル選手権を制して以来のタイトルが目の前だ。「ここまで来たからには狙いたい」。目下、公式戦は14試合連続不敗。最後の扉の向こうに、輝く栄光が待っている。

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2008年9月8日のニュース