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前線かき回した!達也&玉田、無得点も奮闘

[ 2008年9月8日 06:00 ]

強力なプレッシャーにも、果敢にピッチを走りまわる田中達(中)

 【日本3―2バーレーン】ゴールこそなかったが、FW田中達&玉田の前線2人が持ち味を発揮した。ともに前線からの守備や、スピードを生かした裏への飛び出しで貢献。田中達は「ゴールを決めたかったけど、勝ち点3という結果は非常に良かった」と前向きに話した。

 3次予選のエース的存在だった大久保が出場停止。ただでさえ得点力不足の日本代表が迎えた危機的状況に、岡田監督が真っ先に代役に指名したのが田中達だった。6月14日のタイ戦は故障で実現しなかったものの、追加招集を打診。7月には4試合連続で浦和の試合を視察してまで招集にこぎつけた。田中達も指揮官の期待を感じ取り、バーレーン戦を前に「勝ってW杯に出ることしか考えていない」と宣言。先発に起用され「チームの勝利に貢献する。その気持ち一つ」と意気に感じたプレーが随所に出た。
 岡田ジャパンのエースを自任する玉田も走り回り、体を張った。前半18分に前線で相手のファウルを誘ってFKをゲットし、中村の先制弾を演出。「チームとしていい時間帯に得点できて良かった」と胸を張った。
 後半31分には長谷部に続いて田中達のシュートも連続でクロスバーを直撃。不運もあり、FW陣は6月2日のオマーン戦で挙げた大久保のゴールを最後に5試合連続ノーゴールとなった。それでも、前線をかき回す2人の存在は絶大。それは得点に勝るとも劣らない奮闘だった。

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2008年9月8日のニュース