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窮地で3発!なでしこ4強決めた

[ 2008年6月3日 06:00 ]

オーストラリアを破って準決勝進出を決め、笑顔の沢(左)

 女子アジア杯第6日は2日、ベトナム・ホーチミンで1次リーグB組の最終戦を行い、日本はオーストラリアを3―1で下し、2勝1敗の勝ち点6とした。韓国が台湾を2―0で下したため、日本、オーストラリア、韓国が勝ち点6で並んだが、3チーム間の成績で日本が同組1位となり準決勝進出を決めた。2位はオーストラリア。日本は5日の準決勝でA組2位の中国と対戦する。オーストラリアはA組1位の北朝鮮と当たる。

 日本協会の長沼元会長が亡くなり、なでしこは喪章代わりの黒いテープを腕に巻いて試合に臨んだ。自力で1次リーグを突破するには2点差以上の勝利が必要だったが、前半8分に安藤が右足で決めて先制。34分に永里優、後半5分に宮間が追加点を挙げ、反撃を1点に抑えた。佐々木監督は「積極的に失敗を恐れずやってくれた」と選手を称え、大黒柱の沢は「なでしこは追い詰められたら力を発揮する」と笑った。

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2008年6月3日のニュース