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酷暑のアウェー2連戦へ戦術変更も

[ 2008年6月3日 19:07 ]

 サッカーのワールドカップ(W杯)アジア3次予選の第3戦でオマーンに快勝した日本代表は、休む間なくアウェー2連戦に臨む。マスカットとバンコクは35度前後の気温が予想され、暑さへの対応が鍵を握る。

 過去の経験から周到な暑さ対策のノウハウを持つ日本サッカー界だが、今回は日程的に暑さに慣れる十分な期間は取れなかった。「水分をしっかりと取るしかない。あとは気持ちの部分が重要になる」と巻(千葉)。岡田監督は国内合宿中から選手に対し、多めの水分摂取を意識付けた。

 梅雨入りで日本は肌寒い気候が続いた。激しい気温差は体からスタミナを、頭からは判断力を奪う。ホームでのオマーン戦で見せた中盤での絶え間ないボールチェックが続けられるかどうか。岡田監督は「ボールを失わないような戦いをしたい」と、体力消耗を避けるため戦術の変更を視野に入れる。連戦を見据えれば、試合をペースダウンさせる「省エネ」も必要だ。

 中村憲(川崎)は「暑いところにはもう何度も行っているので」と構えるところはない。以前と違い、選手の多くはクラブの国際大会などでアジアの場数を踏んでいる。こうした経験が何よりも心強い。

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2008年6月3日のニュース