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被災中学生20人 五輪観戦へ出発…JOC招待、選手村訪問も

[ 2012年8月1日 12:19 ]

ロンドン行きの同じ便に乗るディーン元気選手と記念撮影する被災地の中学生たち

 東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島、茨城4県の中学生20人が1日、日本オリンピック委員会(JOC)の招待で五輪を観戦するため、成田空港からロンドン行きの日航機で出発した。

 被災地復興支援の一環で、陸上男子100メートルやハンマー投げの決勝、卓球女子などを観戦。選手村を訪れたり、地元の子どもたちと交流したりして8日に帰国する。

 搭乗口では同じ便に乗る陸上男子やり投げのディーン元気選手らと記念撮影し「頑張ってください」と声を掛けていた。

 水戸市の福島清香さん(15)は「陸上をやっているので、100メートルやマラソンが楽しみ」と待ち切れない様子。盛岡市の八重樫怜さん(14)は「いろいろな国の人が集まって自国選手を応援する姿が見たい」と話した。

 同行する2000年シドニー五輪競泳メダリストの中村真衣さん(33)は「アスリートなら、皆があこがれる特別な所。五輪ならではの感動を味わってほしい」と期待していた。20人は、岩手県8人、宮城県7人、福島県4人、茨城県1人。

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