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反骨のスイマー松田「長いものに巻かれると自分の価値は半減する」

[ 2012年8月1日 09:47 ]

ロンドン五輪競泳

 男子200メートルバタフライ決勝で、松田丈志(28=コスモス薬品)が1分53秒21で銅メダルを獲得した。前半から3~4番手で泳ぎ、途中で2位に浮上。最後の50メートルで抜かれたものの、北京に続き堂々2大会連続の銅となった。

 3度目の五輪も悲願の金に届かず。それでも松田は「表彰台の一番高い所に上がって君が代を聞きたかったから、そこはちょっと悔しい。でもまたここに戻ってこられて、メダルが取れたのはうれしい。会心のレース」と表情は晴れやかだった。

 不景気のあおりを受けてスポンサーを失い、2010年には引退も頭をかすめた。大手のスイミングクラブから契約の申し出があったが「長いものに巻かれると自分の価値は半減する。環境がそろったところでは頑張れない気がした」と断ったという松田。逆境を乗り越えてメダルを手にし、「ここまで応援してくれた、たくさんの人の気持ちを乗せて泳いだ。支えてもらったみんなのメダル」と周囲のサポートに感謝した。

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2012年8月1日のニュース