×

末続「これが現実」1次予選敗退

[ 2008年8月19日 06:00 ]

 【北京五輪 陸上】男子二百メートルの末続慎吾(28=ミズノ)は1次予選7組で20秒93の6位に終わった。直線で次々と抜かれる姿に、03年パリ世界選手権銅メダリストの面影はなし。取材エリアでは表情をゆがめて倒れ込み「いっぱいいっぱいで走った。自分が考えたことを全部やってきたけど、これが現実です」と話した。

 春先のトレーニングが思うように進まず、6月末の日本選手権では8年ぶりに日本人に敗北。それでもリレーメンバーとして代表に選出され、二百メートルにエントリーした。師匠で日本チームの監督を務める高野進氏は「私が責任を持って何とかします」と話していたが、状態は変わらなかった。末続は「自分の中でケジメをつけようと思ってやってきた」と今大会で引退する決意だったことを明かしたものの、惨敗を受けて「いいスタートになるんじゃないですか」とすぐに撤回した。

続きを表示

2008年8月19日のニュース