【サウジC】デルマソトガケ 15億円獲得へ視界良好 イン激流必至、外枠13番追い風

[ 2024年2月23日 05:30 ]

右目付近と顔の腫れも引き、追い切りでは不安を一掃する豪快な張氏を見せたデルマソトガケ(サウジアラビアジョッキークラブ提供)
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 世界最高賞金額を誇るサウジアラビアG1「第5回サウジC」の枠順抽選会が日本時間22日未明、当地のキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われた。日本からは4頭が出走予定で、BCクラシック2着デルマソトガケ(牡4=音無)は13番ゲートに決定。輸送機内でのアクシデントを乗り越え、G1初制覇を狙う。同レースは今年初めて日本でJRAネット投票などによる馬券発売が行われる。

 スピードに優れた米国勢5頭が内めにズラリ。さらに日本馬で最も前にいると目されるレモンポップが3番、UAEの逃げ馬アイソレートが2番ゲートを引き、インの激流は必至。達人ルメールの駆るデルマソトガケの13番枠がいかにも功を奏しそうな枠の並びだ。

 決して順風満帆な航海ではなかった。空輸中にアクシデントがあり、現地到着時には右目付近と顔は腫れた状態。一時は出走さえ危ぶまれたが、水曜の追い切りまでには「腫れも引いているし、目もしっかり開いている」(音無師)と大事には至らず。ルメールを背にした豪快デモで不安を一掃した。鞍上も「凄くいい感じでバッチリ。普段は単走だと物見したりするけど、今回は自分から動けていた。息遣いも良かった。とても真面目で大人になった。自分がすべきことを分かっている」と仕上がりに太鼓判を押している。

 ルメールが思い描く決まり手は前に行くレモンポップ、後ろに控えるウシュバテソーロの間から「スッと抜け出す」好位差し。それがかなう枠順だ。音無師が「ゲートボーイと仲良くなり過ぎて、もう少し話したくなったのか出遅れた」と振り返るケンタッキーダービーを除けば、スタートは安定。いつも通りの好発から競り合う内枠勢を先に行かせれば、望みの並びがすぐに出来上がる。

 国内では23年最優秀ダートホースを争った2頭の初対決に注目が集中しているが、大手ブックメーカーで米国馬ホワイトアバリオに次ぐ2番人気に支持されているのはデルマソトガケ。「去年(サウジダービー3着)の馬場は合わなかったが、今年の米国っぽい深いダートは合うと思う」と音無師。日本勢“第3の男”と呼ぶのは失礼な実績を誇る、成長盛りの4歳牡馬。BCクラシック2着惜敗の雪辱を果たし、1着賞金1000万ドル(約15億円)を射止めるシーンは想像に難くない。

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