【安田記念】調整法変更 新たなメイケイエール

[ 2023年6月2日 05:27 ]

主戦の池添(右上)、武英師(同下)が見守る中、馬場入りするメイケイエール

 【G1ドキュメント・栗東=1日】メイケイエールは当週に時計を出さず、レースに臨む。武英師は「以前から試してみたい気持ちはあったんですよ。追い切りを抜くことがいい方に出れば」と明かした。とにかく一生懸命走る気質。小林はこの勝負手が吉と出るかもしれないと思う。前々走の香港スプリントを除き、5走前の京王杯スプリングCからずっと1番人気を背負ってきた。人気が落ち着く今回ならという思いもあった。

 この日は富田(レースは池添)が騎乗、ダートのEコースでしっかりと体を動かした。運動へ向かう様子はスポニチ競馬Webツイッターで動画をアップしている。武英師は「頭をグッと下げて、程良い気合乗りですね。馬房でも落ち着いています。とにかく伸び伸びと馬の気分のままに走らせてあげたい」と語る。

 前走の高松宮記念は雨が強まり外枠有利の馬場に変貌した。5番枠はアンラッキーな面もあったか。今回は展開的にも悪くない。「無理に行くタイプもいない。2年前にこの距離を使った時と比べてもスタートは出ていますし、マイルだったら速いと思う」と積極策をほのめかした。

 馬場から引き揚げてくる様子を池添とトレーナーが一緒に見ていた。「ジョッキーも厩舎に馬を見に来てくれますし、枠と並びも見てまた考えていきたい」と話す。21年桜花賞以来約2年2カ月ぶりのマイル戦。調整方法を変え、違った舞台。人馬一体で新しいメイケイエールを見せる。

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