【福岡・九州スポーツ杯争奪戦】明日開幕！新田雄史　主役の座は譲れない

当地SGウィナーとして新田雄史が格の違いを見せる
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　6月最初の開催となる6日間シリーズ「九州スポーツ杯争奪戦」が3日からボートレース福岡を舞台に開幕する。実力派が数多く参戦する大会になるが、断然の主役は新田雄史。昨年8月に浜名湖で開催されたSGメモリアルで切ったフライングの影響で今年はSG、GⅠ戦線から外れてしまっているが、一般戦では格の違いを見せている。当地は13年にオールスターを制し、SGウイナーの仲間入りを果たした水面。主役の座は譲れない。

　SG芦屋オールスターからの転戦となるのは村上遼。昨年のメモリアルに続く3度目の大舞台は3日目のフライングで戦線離脱と残念な結果に終わった。スタートは慎重を期さなければいけないが、持ち味のスピード旋回でシリーズを盛り上げたい。

　近況好調な小野達哉も優勝候補の一角。今年は2月近畿地区選で自身2回目のGⅠ優出を決めると、ここまで8優出1Vとコンスタントに優出を重ねている。博多は良い時、悪い時の差が激しいが、うまくリズムに乗ることができれば一気に頂点まで駆け上がっても不思議ではない。

　迎え撃つ福岡勢では里岡右貴と奈須啓太の地元同期コンビに注目が集まる。奈須は昨年2月九州地区選以来と、久しぶりの福岡参戦。近況は目立った成績を残していないが、調整がハマった時のパンチ力は見どころあり。里岡は自身最長となる8期連続AIキープとすっかり安定感が出てきた。持ち味はなんといってもスタート強襲。中でも4カド戦は高い1着を誇るので、覚えておいて損はないはずだ。

　他では堅実なさばきが光る古結宏、5月当地戦で優出に成功した赤羽克也、近況復調ムードの長谷川雅和もエンジン抽選次第では争覇圏内となってきそうだ。