【日本ダービー】ソールオリエンスは3冠枠!15年で5勝の1番枠にベラジオオペラ

[ 2023年5月26日 05:30 ]

ソールオリエンスとベラジオオペラ(右)
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 世代の頂点を決める「第90回日本ダービー」の出走馬18頭と枠順が25日、決まった。無敗の皐月賞馬ソールオリエンスは、直近の3冠馬3頭がダービーを制したのと同じ3枠5番で、2冠に前進。近年のダービーで好成績を収める吉兆の1枠1番をゲットしたのはベラジオオペラ。自在の運びで皐月賞10着からの巻き返しを期す。

 枠番の数字は単独では意味を持たない。例えば1~6番あたりは一般的に言えば、コースの内側やラチ沿いが距離ロスのないぶん優位になりやすいダービーにおいてはいい枠だが、それとて隣にゲート難の馬がいれば利点は減殺される。

 ただし、ソールオリエンスの5番には、他馬の並びに関係なく意味がある。

 05年ダービーのディープインパクト、3枠5番。

 11年ダービーのオルフェーヴル、3枠5番。

 20年ダービーのコントレイル、3枠5番。

 直近の3冠馬3頭と同じ枠番。ソールオリエンスの未来をダービーの先まで夢想したくなる。そしてこの枠は、平塚助手をして「言うことないです。いいところですね」と大歓迎を受けた。もともと「どこでもいいと思っていた」と自然体だったが、2枠2頭は先行する馬で、隣のショウナンバシットも特筆するほどゲートに癖はない。スムーズなポジション取りができるはず。まさしく絶好枠だ。

 内が優位の馬場で、1枠1番にも注目。1番は08年からディープスカイ、ロジユニヴァース、エイシンフラッシュと3連勝。その後も13年キズナが勝ち、19年ロジャーバローズは12番人気の伏兵でVを決めている。09年からダービーはCコース替わり1週目での開催。仮柵をAコースから6メートル外へ移動することにより、内の傷んだ部分がカバーされることが好走の要因となっているのだ。その1番はベラジオオペラ。上村師は「いい枠が当たった。距離ロスなく運べることが一番。ジョッキー(横山和)も乗りやすいと思います」と笑みを浮かべる。「スタートが抜群に速い。前でも流れにも乗れるし、(流れが)速くなればスプリングSの時のような控える競馬もできる」という自在脚質。直線インからベラジオオペラが伸びてくるシーンも想定しておきたい。

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