【日本ダービー】丸田　ホウオウビスケッツで初出場！追い切り3週連続騎乗、メンタルの成長感じる

日本ダービーに初参戦する丸田
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　ダービーに向けた準備期間。ホウオウビスケッツの背にまたがる丸田の姿は日常風景だった。鞍上はダービー初出場。相棒は日本競馬では異例の6月生まれのため完成度ではライバルに劣るが、ポテンシャルを随所から感じ取っている。「ダービーに出る馬はこういう感じなんだ…。乗っていて気持ちいい」。

　中間は時間が許す限りコンタクトを取り続けた。追い切りは3週連続で騎乗。「落ち着いていますし、刺激のある追い切りは上手にこなしてくれて、メンタルの成長を感じます。皐月賞の疲れも感じません」と好感触を得た。“ダービーはテン乗りでは勝てない”ジンクスはもちろん知っている。「人馬一体にならなければ」。全ては結果を出すために。参加賞で終わるつもりはない。

　昨年は高松宮記念（ナランフレグ）でG1初制覇。丸田の涙は多くのファンの心を打った。夢だったG1の舞台の中でも「特別」と語るダービー。常日頃からバックアップしてくれる小笹芳央オーナー、厩舎の重賞初勝利（17年フェアリーS＝ライジングリーズン）の喜びを分かち合った奥村武師との絆タッグ。紡いできた縁が17年目のダービー初騎乗をもたらしてくれた。「なかなか乗れるレースじゃない。お世話になっているオーナー、先生たちと出られてうれしいです」。感謝の思いを胸に、一世一代の神騎乗よ、もう一度。