35歳ナイスネイチャ 引退馬支援の寄付金は約7400万円に!最高額大幅更新 協会代表「驚くべき結果」

[ 2023年5月16日 12:13 ]

ナイスネイチャ(2014年撮影)
Photo By スポニチ

 1990年代に活躍した競馬界きっての個性派ナイスネイチャをシンボルとする引退馬支援の寄付金が15日に締め切られ、過去最高額となる約7400万円に達した。

 昨年の5412万7293円を大幅に更新。支援を募ったNPO法人「引退馬協会」は公式サイトで、沼田恭子代表の「正直なところ、昨年の実績があまりに大きかったため、今年はそれを超えることはないだろうという気持ちでおりました」「ところが、初日の深夜からハイペースでご寄付が積みあがっていき、あっという間に目標金額、更にネクストゴールをクリアするという驚くべき結果を残していただきました」「35歳BDは、昨年より4466名多い21621名の方々から、74021008円のご寄付をいただきました(5月16日9:00 Syncableサイトによる)。改めまして、心より御礼申し上げます」とのコメントを掲載した。

 寄付金の使い道については、「重賞勝ち馬の繋養費用等として4320万円(135万円×32頭)」「繋養費安定化基金として2190万円(寄付総額の約30%)」「収納代行手数料等として890万円(寄付総額の約12%)」としている。

 沼田代表は「今回も皆様に大変大きなお力を頂き、誠にありがとうございました」「また、ナイスネイチャ35歳の誕生日当日に、『ウマ娘』キャラクターのナイスネイチャさんの誕生日を巡るゲーム内の会話等も話題になりました。BDを盛り上げてくださいましたサイゲームス社の皆様にも、厚く御礼を申し上げます」「ご寄付していただいたお一人お一人のお気持ちを深く心に刻み、これからも透明で馬たちに寄り添った運営を実行してまいります」と感謝した。

 ナイスネイチャは35歳。「5月16日現在、ナイスネイチャは食が細くなってきているとのこと。体調が上向いて、また来年もナイスネイチャの誕生日をともに祝い、この場でご挨拶できることを祈念いたします。皆様に心より感謝申し上げます」と同馬の近況も報告した。

続きを表示

この記事のフォト

「2023 天皇賞(春)」特集記事

「青葉賞」特集記事

2023年5月16日のニュース