【福岡・ルーキーS】豊田　当地初V！1M先取り逃走　今年3度目VでSG出場へ「シビアに」

優勝の盾と目録を手に笑顔の豊田
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　ボートレース福岡の「ルーキーシリーズ第5戦　スカパー！・JLC杯」は22日に最終日を迎え、12Rで優勝戦が行われた。際どいスリット合戦を制した豊田健士郎（27＝三重）が、イン先マイに持ち込んで、今年3回目の優勝。福岡初Vを決めた。接戦となった次位争いを制した大沢風葵が2着、安河内健が3着。

　11Rまで全て1号艇が勝利。博多では珍しいくらいイン優位な流れも味方につけて豊田が頂点に立った。スロー4艇がゼロ台前半の際どいスタートとなったが、インからコンマ03の負けないスタートを決めて1マークを先取ると次位争いを尻目にリードを広げた。

　「ルーキーシリーズは難しいです。スタートもバンバン速いのが来るし。それでも戦い方は分かっているし、勝てて良かった」

　今節は同期の川原祐明とともにオーバーエージ枠で参戦。初日にドリーム戦を含めて連勝発進を決めると、最後まで得点率トップの座を譲らない王道の走りでシリーズを駆け抜けた。これで早くも今年3V。4月1日からの鳴門一般戦を挟み、同9日から照準を定める地元の津周年に臨む。

　「いいペースできている。5回優勝した年（20年）はクラシックに出られなかったので、今年は最低でも6回優勝したい。SGの権利を取るのが目標。そこはシビアに走りたいですね」

　ルーキー世代ではもはや格の違いすら感じさせた。充実期を迎えた三重の若武者に迷いはない。