【浦和・桜花賞】メイドイットマム1冠!石井師は次走2冠へ照準ピタリ「大井外回りは魅力」

[ 2023年3月23日 05:00 ]

サーフズアップ(右)を捉えて桜花賞を制したメイドイットマム
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 23年南関東牝馬クラシック第1弾「第69回桜花賞」が22日、浦和競馬場で行われた。単勝1・8倍の圧倒的支持を集めたメイドイットマムが直線差し切り優勝、1冠を手にした。同馬と2着サーフズアップ、3着フークエンジェルまでに「第37回東京プリンセス賞」(S1、5月11日、大井)への優先出走権が与えられた。

 メイドイットマムは好スタートを切るとインの6番手をキープして脚をためる。だが、向正面に入ると行きっぷりが悪いのか鞍上が手綱をしごいての追走。3コーナー手前で徐々にポジションを上げると外に持ち出して今度は右ステッキの連打。これに応えるように先行勢をかわして行くと直線は3番手。さらにステッキが入るともうひと伸び。馬場の真ん中から先に抜け出したサーフズアップをゴール前で捉えると勢いのまま1馬身半突き放していた。
 本橋は「スタートを出てくれたのでいい位置が取れた。(直線は)手前を替えてからいい脚を使ってくれた」とレースを振り返った。次走は権利を取ったS1で2冠を目指す。「大井の外回りコースは魅力たっぷり」と石井師も照準をピタリと合わせていた。

 メイドイットマム 父ノヴェリスト 母コマノスクアーロ(母の父ゼンノロブロイ) 牝3歳 船橋・石井勝男厩舎 馬主・木村牧場 生産者・北海道むかわ町の新井牧場 戦績9戦4勝(南関東3戦3勝) 総獲得賞金4828万6000円。

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2023年3月23日のニュース