【阪神JF】ラヴェル 坂路躍動で3連勝へイメージ通り、坂井「凄くいい追い切り」

[ 2022年12月8日 05:30 ]

坂井を背に坂路で追い切るラヴェル(撮影・亀井直樹)
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 キタサンブラック産駒から2年連続で大物誕生へ、ラヴェルは坂路で最終追い切りを行った。坂井が騎乗して坂路単走、4F54秒3~12秒3をマークした。馬場の真ん中で弾むようなフットワーク。前進気勢を見せ、時計以上の雰囲気をにじませた。感触を確かめた鞍上は「イメージ通り。凄くいい追い切りができたと思います。アルテミスSの時と同じで1週前にしっかりとやって、変わりなく順調に来てますね」と好ムード。3連勝でG1Vへ、態勢はきっちり整っている。

 前走のアルテミスSはスローの流れを後方2番手から追い込んだ。上がり最速33秒0でのV。弾丸シュートが決まった。勝ちタイム1分33秒8は過去2番目に速い時計。先週の阪神は開催が進んでも高速化、時計勝負になっても対応できるだろう。課題はゲート。安藤助手は「中間も練習をして、だいぶ安定してきましたね」と前向きに語った。

 父キタサンブラックは初年度産駒から天皇賞・秋を制したイクイノックスを輩出。今年もこの馬に懸かる期待は大きい。このレースの後、香港カップにはパンサラッサがスタンバイ。坂井は「いい結果を出して、香港の矢作先生にいい報告ができれば」と話す。世界のYAHAGIが日香G1でVリレーを完成させる。

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2022年12月8日のニュース