【菊花賞】(12)ヴェローナシチー 距離延長で逆転へ!陣営「絶好調!やるぜ!!」

[ 2022年10月21日 05:30 ]

ヴェローナシチー
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 【G1ドキュメント・栗東=20日】ダービー馬&皐月賞馬が不在の上に出走全馬が未経験の距離。阪神芝3000メートルの内回りのコース形態もあって波乱の可能性があるのでは?と思いながら、坂田は厩舎回りを始めた。気になっていたのが距離が延びて良さそうな佐々木厩舎のヴェローナシチー。担当の赤池助手に聞くと開口一番「絶好調!やるぜ!!って書いといてください」と明るい表情だった。この言葉に引きつけられ、前のめりになって取材を続けた。

 最終追いは坂路で4F51秒6の自己ベスト。先週に川田が騎乗してビッシリ追われたことで気配がグンと上向いた。「まさか自己ベストとは」と追い切りにまたがった赤池助手が目を丸くする動きだった。休み明けを叩いての“本番仕上げ”は予定通り。「春は京都新聞杯(2着)が凄くいい仕上げだったんですけど、その後に反動が出た。その経験を踏まえて、トライアル仕様の70~80%の仕上げからここに向かおうと」と説明し「今はさばきに軽さがあり、身が入った感じ」と一変を期待した。

 ダービーに出られず実績で見劣っても距離延長で逆転を狙う。「折り合いは心配ないし、長くいい脚を使うので、持久力が求められる展開になれば」と赤池助手。先行するダービー3着馬アスクビクターモアを、ガイアフォースが内回りを意識して早めに捉えにいく展開になれば…。人気馬2頭を目掛けて持ち前の末脚で詰め寄ってくる。そんな展開を想像しながら、厩舎取材を終え、やはり侮れない存在だと感じた。

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2022年10月21日のニュース