武豊「恩人です」伊藤雄二元調教師を追悼 タッグでG1を6勝「まだまだ頑張る僕の姿を天国で見守って」

[ 2022年8月19日 17:29 ]

05年秋華賞をエアメサイアで制し、握手する伊藤雄二氏(右)と武豊
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 伊藤雄二元調教師の死去を受け、武豊騎手(53)が本紙に追悼のコメントを寄せた。

 「伊藤雄二先生の親族から、お亡くなりになった連絡をいただきました。寂しいです。大御所なのに気さくな人柄の伊藤雄二先生には、ずっとかわいがってもらいました。なので恩人です」

 伊藤雄二元調教師とのコンビで、武豊は厩舎別で池江泰郎元調教師と並ぶ最多の152勝をマーク。89年桜花賞のシャダイカグラ、96年オークス、97年天皇賞・秋のエアグルーヴ、02年秋華賞、エリザベス女王杯のファインモーション、05年秋華賞のエアメサイアとG1でも6勝を挙げた。「たくさんG1を勝たせてもらった中でエアグルーヴの天皇賞・秋は牝馬による数十年ぶりの勝利が話題として大きく取り上げられたこともあり、当時は先生と一緒に偉業を達成した充実感がありました」と振り返った。

 53歳の今年、ドウデュースで日本ダービーを制し、秋には凱旋門賞挑戦と武豊は夢を追い続ける。「恩返しできたと思っていないし、まだまだ頑張る僕の姿を先生には天国で見守ってもらいたいです」と恩人にさらなる活躍を誓った。

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