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【日本ダービー】オニャンコポン導く21歳の若武者・菅原明 優駿初陣Vで「恩返し」

[ 2022年5月24日 05:30 ]

オニャンコポンと初のダービーに挑む菅原明(撮影・西川祐介)
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 世代の頂点を決める競馬の祭典「第89回日本ダービー」(29日、東京)に一風変わった名前の馬が挑戦する。オニャンコポン(牡=小島)だ。愛らしい珍名で人気を集めるが、京成杯V、皐月賞でも6着と、その実力は確か。ダービー初陣となる若武者・菅原明良(21)とのコンビで栄冠へ挑む。

 オニャンコポン――。一度聞いたら忘れられないインパクト抜群の馬が、第89回日本ダービーを盛り上げる。馬名の由来はアカン語(西アフリカの言語)で「偉大な者」の意味。田原邦男オーナーが同名のキャラクターが登場するマンガ「進撃の巨人」のファンで、80年代のアイドルグループ「おニャン子クラブ」世代だった。

 競馬ファンの間ではデビュー前からこの珍名馬が話題になり、ネットを騒がせていた。新馬戦、2戦目の百日草特別を連勝すると「変わった名前なのに強い馬がいる」と沸騰。昨年末にはG1ホープフルSで重賞初挑戦。11着に敗れたが、その名はさらに広まった。続く京成杯(G3)ではそれまでの先行から差しに脚質転換。見事に功を奏して重賞初制覇を飾った。前走の皐月賞(G1)では中団から差して、勝ったジオグリフから0秒4差の6着に健闘。そして日本ダービーの晴れ舞台に出走する。

 騎乗するのはデビュー4年目の菅原明良。オニャンコポンとは新馬戦からずっとコンビを組んでいる。「京成杯を勝った時に改めて強いなと思いました。ホープフルSで負けたので思い切って脚質を変えたのですが、すぐに対応してくれた。素直で乗りやすいのが長所です」と評価した。昨年自己最高の75勝を挙げ騎手リーディング11位に躍進。JRA重賞初勝利、JRA・G1初騎乗も果たした美浦トレセン所属の売り出し中の若手だ。

 19日にWコース併せ馬で行われた1週前追いにも騎乗し、感触を確かめた。意図的にゴール寸前まで仕掛けを遅らせ、1200メートル80秒5~200メートル11秒6と鋭いラストの切れを引き出した。菅原明は「東京での実戦をイメージしてやってみました。大きくは変わらないですが、順調に来ていると思います。皐月賞のような競馬をすれば、2400メートルに距離が延びても大丈夫だと思います」と語った。

 競馬の祭典・日本ダービーには今回が初参戦。勝てばダービー史上3位の年少優勝(21歳2カ月18日)になる。「オーナーにはずっと乗せていただいて感謝の気持ちでいっぱい。ダービーで結果を出して恩返しがしたいです」と意気込んでいる。オニャンコポンが日本ダービーを制したら、白毛のアイドルホース・ソダシにも劣らない人気者になるだろう。

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