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【オークス】王道の桜花賞組よりも忘れな草賞Vアートハウス

[ 2022年5月17日 05:30 ]

馬場入りするアートハウス
Photo By 提供写真

 過去10年の傾向から勝ち馬に迫るG1データMAX。今週は牝馬3冠第2戦「第83回オークス」を取り上げる。王道の桜花賞組か、それとも別路線組か。クラシック戦線を探る上で、毎年興味の尽きないトピックだ。データ班が導き出した結論はさあ、どっち?

 (1)前走 馬券初心者はつぶやく。「前走着順がいいのに、どうして人気がないの?」。予想はメンバーレベルや展開なども加味して、前走で負けた馬の反撃も考えていく。ただ、このレースはシンプルな思考で正解かもしれない。過去10年で馬券に絡んだ30頭のうち、24頭が前走で3着以内だった。4着以下の馬は複勝率ベースでも7・5%と数字が乏しい。人気どころではサークルオブライフ(前走4着)、ナミュール(前走10着)あたりが黄色信号か。また、ここ4年で馬券に絡んだ12頭のうち11頭が前走3着以内、もう1頭が4着だった。前走好成績の馬は素直に信頼。5着以下の馬をバッサリ切る手はありかもしれない。

 (2)ローテ ローテはほぼ3択でいける。上位3頭のステップは桜花賞、フローラS、忘れな草賞に絞られる。例外は14年バウンスシャッセが皐月賞11着から巻き返して3着。19年2着カレンブーケドールがスイートピーS1着から好走。昨年は矢車賞1着ハギノピリナが3着で高配を演出した。この3頭はレアケースと考えたい。

 レース別の成績を見ると桜花賞組が圧倒的だ。過去10年で7勝、2着5回は誇れるもの。アーモンドアイが勝った18年は桜花賞組で掲示板を独占した。ただ、それ以降の3年はこのステップが影を潜めている。3年連続で桜花賞組が1頭、残り2頭は別路線という組み合わせ。今年の桜花賞馬スターズオンアースは7番人気でV。過去10年で桜花賞6番人気以下だった馬はオークスで【0・0・1・41】と連対が一度もない。2冠へ向けて、気がかりなデータだ。今年も別路線組をチェックしておきたい。

 (3)経験 出走回数別の連対率と複勝率を見ると、キャリア3走(今回4走目)から5走目まであたりが狙い目か。6走以上になると、数字がガクッと落ちる。中でも勝率トップのキャリア3走は19年ラヴズオンリーユー、20年デアリングタクトとここ3年で実に2頭の勝ち馬を出している。昨年は該当馬が3頭出走。タガノパッションが4着、アールドヴィーヴルは5着とこの2頭はともに人気以上の着順で掲示板に載る奮闘ぶり。今回が4走目の馬に熱視線を送ろう。

 【結論】アートハウスが樫の女王にたどり着く。前走の忘れな草賞をV。この路線からは15年ミッキークイーン、19年ラヴズオンリーユーが1着。20年はウインマイティーが13番人気で3着に入った。この3頭はともに勝って本番へ駒を進めている。勝ち切っていることが肝要だ。さらにこの3頭は捲るか差す形の競馬、アートハウスも8頭立ての4角4番手から差し切り。先行ではなく、決め手を生かす形で勝てたのもいい。キャリアもちょうど4走目。3走全て2000メートルを使われており、走るごとに時計も詰めている。さらなる伸びしろに期待しよう。

 川田×中内田厩舎のコンビは今年の成績が【12・4・6・13】で勝率34%、連対率45%を誇る。これを芝に絞ると勝率40%、連対率52%まではね上がる。2回に1回以上、2着以内に来る計算。単勝、複勝ともに回収率は100%超え。頃合いの人気でも、きっちりと持ってくるのが魅力だ。 

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