【オークス】スターズオンアース 史上16頭目の2冠へ視界良好

[ 2022年5月16日 05:30 ]

桜花賞との2冠を狙うスターズオンアース
Photo By スポニチ

 今週の東京日曜は3歳牝馬3冠の第2弾「第83回オークス」がメイン。開幕戦・桜花賞はタイム差にしてコンマ3秒に上位10頭がひしめく激戦だった。あれから1カ月半、スターズオンアースが再び存在感を示して2冠制覇か、それとも他馬が偉業を阻止するか。桜花賞組にトライアルのフローラS組、別路線組が入り乱れ、全馬未知の2400メートルで火花を散らせる。

 主役は史上16頭目の桜→樫2冠を目指すスターズオンアースだ。桜花賞は馬群を縫って鼻差の死闘を制した。勝負根性は一級品。東京芝で【1・1・1・0】と豊富なコース経験も大きなアドバンテージになる。近親にはオークス馬ソウルスターリングがいて、距離延長もOK。2冠に向け、視界は良好だ。

 ただし、桜花賞は10着ナミュールまで「0秒3差」の大混戦。桜花賞敗戦組の逆転も十分だ。4着サークルオブライフは「距離が延びていいタイプ」と国枝師が語っている。桜花賞当日は内寄りが伸びた分、外寄り16番枠も響いた形。アルテミスS快勝の地元東京に戻って逆転戴冠を狙う。同2着ウォーターナビレラは好位で流れに乗れるレースセンスが最大の武器。武豊&武幸師の兄弟G1初制覇の期待も膨らんでいる。同11着と崩れたプレサージュリフトは、スターズオンアースを退けた2月クイーンC完勝が光る。東京コースは2戦2勝。コース替わりも味方に一変ありか。

 他のステップではトライアルのフローラSを快勝したエリカヴィータがV圏内の一頭。あと忘れな草賞を制したアートハウスが注目の的。好位からあっさり突き抜け、2分0秒3の好時計V。ジャパンC優勝馬のスクリーンヒーロー産駒で、2400メートルの適性もある。桜花賞が空前の大接戦だっただけに、オークスも熱闘の予感が漂っている。

続きを表示

2022年5月16日のニュース