【川崎・全日本2歳優駿】最強2歳ダート馬の称号を手にするのは 集結した中央・地方の有力馬を紹介

[ 2021年12月14日 14:00 ]

鎌倉記念を快勝した北海道所属馬シルトプレ
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 2歳ダートグレード唯一の交流GⅠ「第72回全日本2歳優駿」(1600メートル、優勝賞金4200万円)が15日、川崎競馬場スパーキングナイターで開催される。米国ケンタッキーダービーの出走馬選定ポイントシリーズ「JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY」(21~22年シーズン)に選定されている。

 今年は例年以上に若き好素材が勢ぞろいした。JRA勢は5頭が参戦。セキフウ(牡=栗東・武幸)は芝新馬6着、ダートの未勝利3着後にGⅡ兵庫ジュニアグランプリまで破竹の3連勝。引き続きM・デムーロとのコンビで王座を狙う。その兵庫ジュニアグラプリで1番人気に支持され、首差2着だったコンバスチョン(牡=美浦・伊藤圭)は通算3戦2勝。GⅠで逆転を狙う。新馬V直後に門別遠征でJBC2歳優駿を制したのがアイスジャイアント(牡=美浦・高柳瑞)。異なる戦法で2戦無敗と未知の魅力たっぷりだ。同じく2戦2勝のドライスタウト(牡=栗東・牧浦)は重賞経験こそないが、前走オキザリス賞の勝ちっぷりが抜群。初ダートとなるカイカノキセキ(牝=栗東・池添学)は函館2歳S2着の実績がある。

 19、20年と連続して勝利を挙げている地方勢も〝オールスター〟と言える。シルトプレ(牡=北海道・桜井)は5戦4勝で川崎SⅡ鎌倉記念を快勝した。コース経験があるのは強みだ。鎌倉記念で3着だったノブレスノア(牡=浦和・小久保)は続く大井のSⅠハイセイコー記念で重賞初V。6戦5勝と崩れていない。ライアン(牡=浦和・小久保)はディープインパクト産駒。船橋のSⅢ平和賞で3連勝を決め、通算5戦4勝とした。ナッジ(牡=北海道・田中正)は道営重賞サンライズCの覇者で、前走のJBC2歳優駿が1番人気2着。侮れない存在だ。

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2021年12月14日のニュース