【チャンピオンズC】ソダシ12着 果敢逃げも壁厚かった…吉田隼「地力の差出た」

[ 2021年12月6日 05:30 ]

<中京11RチャンピオンズC>果敢に逃げたソダシ(右)だったが…
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 壁は厚かった。初ダートで2番人気に支持された白毛馬ソダシは12着に敗れ、アイドルホースの復活はお預け。吉田隼はレース後「最後は地力の差が出たのかも」と肩を落とした。

 最内枠から勢い良く飛び出した。無理をせず、スッとハナへ。道中はリズム重視で進めていく。鞍上は「スピードに乗せた方がいいと思ったので(ハナに)行きました」と振り返る。真っ白な馬体がスイスイと先頭を走る。よし、あとは追い出しを待つだけ。4角手前、ゴーサインを出した。だが、反応が薄い。直線に入った瞬間、2番手追走のインティにかわされ、ズルズルと後退。残り1Fで完全に失速し、馬群にのみ込まれた。管理する須貝師は「レース後、息遣いが荒くなかった。気持ちの問題があるのかも」と敗因を分析した上で「みんなダートのつわものだからね。仕方ない部分もあるし、いい経験になったと思う。応援してくれた方々、ありがとうございます」と感謝を口にした。

 負けはしたものの、行きっぷり、道中の走りなどは適性の高さを感じさせた。今後は未定ながら、指揮官は「感触は悪くなかったし、ダートを含めいろんな条件を視野に入れたい」と前を向く。トップクラスの古馬と真っ向勝負でぶつかった経験は今後に生きる。次は芝か、ダートか。いずれにしろ、ファンはアイドルホースの復活を願っている。

 《ぬいぐるみ売り切れ》中京競馬場は開門直後からオリジナルグッズを販売している「ターフィーショップ」に長蛇の列ができた。ソダシのぬいぐるみは午後1時、全サイズが売り切れ。中央競馬ピーアール・センター、プロモーション事業部販売企画室・管理課の岡本義行さんは「ソダシが出走する日はお客様の熱量が違いますね」。アイドルホースは中京でも大人気だった。

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