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【多摩川・SGチャレンジC】辻 16年ぶりSG制覇、GP切符!2M差し返し鮮やか逆転

[ 2021年11月29日 05:30 ]

SGチャレンジカップで優勝し笑顔で万歳する辻(撮影・佐久間 琴子)
Photo By スポニチ

 ボートレース多摩川のSG「第24回チャレンジカップ」は28日、12Rで優勝戦が行われた。1号艇の辻栄蔵(46=広島)が1周2M逆転で、3度目のSG制覇を達成した。賞金ランキング8位に上昇。グランプリ(12月14~19日、住之江)の出場を決めるとともに、プレミアムG1「第3回ボートレースバトルチャンピオントーナメント」(同4~7日、鳴門)の出場権利も獲得した。

 勝利の女神は辻を見放さなかった。1周BS。瓜生に差され、さらに最内から桐生にも迫られる。万事休す。「あ~差されたわ~」。起死回生を図る辻に2M、チャンスが訪れた。ライバル2人が内でやり合う隙に、こん身の差しハンドル。先頭に躍り出ると、そのままリードを守り切った。「凄くうれしいけど、凄く疲れた。まあでもいい疲れ。バックは瓜生君との一騎打ちだと思ったが、その瞬間に桐生君が見えた。もしかしていい展開になるのかなと。2Mはあそこだけを狙った」。安どの表情で激闘を振り返った。

 1億円バトルを制した住之江グランプリから16年。久々にビッグタイトルを手に入れた。無冠の間も常にトップ戦線で活躍。しかし、18年浜名湖クラシックで犯した整備不良のペナルティーの影響で、1年以上SGから姿を消した。復帰後も思うようなペースで大舞台の権利を獲れなくなっていた。10月の平和島ダービーは実に約1年3カ月ぶりのSG出場だった。そこで即優出(6着)とブランクを感じさせない走りを披露し、今大会の権利をゲット。安定した航跡を描き、予選1位からの王道Vをやり遂げた。「長かった。いつか見とけよって思いながら、その間もやることを変えずにやってきた」。不屈の闘志で逆境を乗り越えた。

 前検日の賞金ランキング29位から同8位に上昇。見事、勝負駆けを成功させてベスト18入りを果たした。5年ぶり6回目の頂上決戦。「そろそろグランプリのカッパ(ジャンパー)がなくなってきた。新しいのが欲しいと思っていた。10月、11月と勢いはうなぎ上り。12月もいっちゃいましょう」とユーモアを交じえて意気込みを披露した。輝きを取り戻した辻が年末をさらに面白くさせる。

 ▽チャレンジカップ優勝戦VTR 進入はS展示と同じで123・456。インから好スタートの辻だが、瓜生と桐生の差しを許し万事休す。しかし、2Mで差した両者が競り合い、差し返しての逆転Vを決める。瓜生は2Mで内伸びする桐生を捲って2着でゴール。

 ◇辻 栄蔵(つじ・えいぞう)1975年(昭50)3月23日生まれ、広島県出身の46歳。広島支部所属の74期生として、94年5月宮島一般戦でデビュー。96年宮島一般戦で初優勝。SG3Vを含む通算80V。同期は守田俊介、石渡鉄兵、立間充宏ら。1メートル69、52・2キロ。血液型O。

 《次走》優勝した辻栄蔵、瓜生正義、新田雄史、山口剛は12月4日からの鳴門PG1BBCトーナメントで前本泰和、白井英治、小野生奈、羽野直也らと対決。桐生順平は同7日からの津一般戦で丸岡正典、栗城匠らが相手。中島孝平は同2日からの大村ミッドナイトボートレースで日高逸子、田村隆信らと相まみえる。

 《目標クリア》チャレンジCの節間売り上げは142億6829万5200円。目標の140億円を達成した。

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2021年11月29日のニュース