【大井・ゴールドジュニア】ママママカロニ 9馬身差の圧勝、重賞初制覇

[ 2021年9月21日 05:30 ]

ゴールドジュニアで重賞初制覇したママママカロニ
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 2歳重賞の「第2回ゴールドジュニア」(S3)が20日、大井競馬場で行われた。2番人気のママママカロニが直線独走の圧勝劇で重賞初制覇した。同馬には「第54回ハイセイコー記念」(S1、11月17日、大井)への優先出走権が与えられた。

 「3コーナーで凄いことになるな」。手綱を通した手応えから矢野は直線での出来事を予測していた。4コーナーから持ったままで逃げたコパノミッキーの外に馬体を併せると並んだのも一瞬。手綱を動かさずにグイグイと後続を引き離していった。最後は内ラチ沿いによれるところはあったが独走状態でのゴール。着差の9馬身も凄いが驚かされたのは勝ち時計。2歳のこの時期に古馬重賞級の1分11秒5(1200メートル)をはじき出した。

 「この時計は次元が違う。小さくて可愛い馬だが走るとバネが凄い。この先どう成長するか楽しみ」と矢野は驚きの表情で賛辞を送った。18年の報知オールスターカップ(ディアドムス)以来の重賞制覇となった森下師も感無量。「久々に(重賞を)勝ててうれしい。理想的な競馬だったが、思っていた以上の勝ち方だったので驚いた。今後は権利を獲ったレースを含めオーナーと相談したい」と先を見据えた。距離延長でどんな競馬を見せてくれるか、次走のパフォーマンスが楽しみになってきた。

 ◆ママママカロニ 父ホッコータルマエ 母カラダダイヤモンド(母の父ステイゴールド) 牡2歳 大井・森下淳平厩舎 馬主・山口裕介氏 生産者・北海道平取町の清水牧場 戦績3戦3勝 総獲得賞金1840万円。

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2021年9月21日のニュース