【新潟2歳S】オタルエバー余裕の好時計 中竹師「奇麗なフォームでしっかりと駆け上がってきた」

[ 2021年8月26日 05:30 ]

<新潟2歳S>坂路で追い切るオタルエバー(撮影・亀井 直樹)
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 好調ジョッキーを背に重賞Vを狙う。オタルエバーは坂路単走。首をリズミカルに動かし、力強い脚取りでスイスイと。ラストまで馬なりのまま。自己ベストに0秒1に迫る4F51秒7~1F12秒5をマークした。中竹師が切り出す。

 「仕上がっていたので今週は馬なりで。能力が高いので時計も出ましたね。奇麗なフォームでしっかりと駆け上がってきました」

 コンビを組む幸は先週の北九州記念をヨカヨカで勝った。ハンデは軽い51キロ、減量もあった。「土曜日にレースに乗れば1キロ減りますからね。土曜の夜の食事をセーブするくらいで大丈夫でした」と笑顔で語った。2週連続重賞ジャックに期待が懸かる。1週前追い切りで状態を確認した。「動きは良かったです。前走は馬場も良かったけど、いい勝ち時計でしたね。1回使って気合も乗っているだろうし、折り合いには気をつけたい。楽しみはあります」

 同じ舞台を続けて走れる強みがある。その新馬戦は1分34秒6と出色の時計。余力残しで後続に4馬身差の圧勝を見せた。伸びしろは十分。リオンディーズ産駒のJRA重賞初Vへ、さっそうと越後路を駆け抜ける。

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2021年8月26日のニュース