【新潟2歳S】好時計披露!勝ってクレイドル

[ 2021年8月26日 05:30 ]

<新潟2歳S>併せで追い切るクレイドル(右)=撮影・村上 大輔
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 【東西ドキュメント・美浦=25日】美浦村の日の出は午前5時5分。5時の調教開始時は暗く、老眼進行中の小田につらかったが、7月に始まったWコースの自動計測に救われた。重賞登録馬は向正面を通ると、画面に馬名が出るのだ。開門直後に「クレイドル」の名。小田は全神経をWコースに集中し、スタンド前を軽快に通過した芦毛にピンときた。これだ!!「5F66秒8~1F11秒7」の画面表示。3馬身前にいたタピテール(3歳1勝クラス)に楽な感じで追いつき、楽々併入した。

 黒岩師は「いいですね。牧場から体が増えて帰ってきたことがいい方に出ている。総合的に成長を感じる。動きがシャープで、気持ちも適度にあっていい」と穏やかな表情。6月東京新馬戦(芝1600メートル)は好メンバー相手にV。今春ダービー3着ステラヴェローチェの半妹。「血統的な楽しみもあります。初戦は東京マイルで強い相手に強い競馬。現状レースに注文がつかない」。指揮官が話す頃は、辺りも明るくなっていた。小田は新潟2歳Sの視界が開けた気がした。

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2021年8月26日のニュース