【クイーンS】好相性マーメイドS勝ちシャムロックヒル

[ 2021年7月27日 05:30 ]

調教から引き揚げるシャムロックヒル(撮影・亀井 直樹)
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 過去10年の傾向から激走馬をあぶり出す「up to データ」。今週は開催日程の変更のため8年ぶりに函館が舞台となる牝馬限定重賞「第69回クイーンS」を分析。昨年は11番人気レッドアネモスが制し、3連単15万円超えの高配当が飛び出した。注目ポイントは年齢とローテ。好走馬には共通点があった。

 【年齢】18年ディアドラから4歳馬が3連勝中。19&20年はワンツーフィニッシュを決めた。過去10年で【4・5・3・29】と年齢別で勝ち星トップ。3歳馬が3勝で続くものの今年は登録馬なし。5歳馬は【1・5・6・33】。12年から9年連続で馬券に絡んでおり、伏兵の激走パターンも多数。人気薄でも軽視禁物だ。6歳以上は【2・0・0・23】で16年覇者マコトブリジャール以降、馬券圏内から遠ざかっている。

 【ローテ】近年はマーメイドS組が活躍。15年以降、【2・2・2・8】と連対率29%、複勝率43%。単勝回収率は544%を誇る。15年1着メイショウスザンナ(7番人気)、昨年は11番人気レッドアネモスが勝った。ヴィクトリアマイル組は過去10年で【3・4・4・12】と複勝率48%。昨年2着ビーチサンバ、3着スカーレットカラーが同ローテで好走した。ただし、11年2着コスモネモシン(10番人気)以外は4番人気以内の馬。当日の人気は要チェックだ。3勝クラス組は【1・2・1・16】、2勝クラス組に関しては【0・0・0・11】。格上挑戦は狙いづらい。

 【所属別】関西馬が現在3連勝中で、19&20年は1~3着を独占した。関西馬が【7・7・6・58】に対し、関東馬は【3・3・4・37】。勝率、連対率、複勝率全てで関西馬が上回っている。

 【結論】本命は前走・マーメイドSで重賞初制覇を飾ったシャムロックヒルだ。近年、活躍馬が多い好ローテで、勢いのある4歳馬。重賞連勝の可能性は大いにある。対抗はヴィクトリアマイル5着シゲルピンクダイヤ。G3なら力上位。マジックキャッスルが3番手。劣勢の関東馬だが年齢、ローテを重視した。 

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2021年7月27日のニュース