【富山開設記念】稲垣連覇!久々豪快捲り決めた「自信になった」

[ 2021年7月27日 05:30 ]

富山記念を連覇した稲垣裕之
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 富山記念決勝は稲垣裕之(43=京都・86期)が最終ホームから捲って連覇を達成。稲垣は昨年7月の富山記念以来、G38度目の制覇となった。

 竹内がスタートを決めて藤井―竹内―宮越―稲垣―三谷―堀内―小原―柿沢―阿部で周回。青板Bで堀内―小原で上昇すると藤井が突っ張る。堀内は車を引き切らず竹内の外で粘る。打鐘から藤井が踏み上げ先行態勢。竹内は頭を出しながら堀内に抵抗するも後退。最終Hで並走の後ろから稲垣―三谷で捲る。阿部がこれに続こうとするも堀内がブロック。稲垣が三谷を振り切り優勝。3着は逃げ粘った藤井だった。

 昨年は前を任せた村上博幸の奇襲とも言える先行策に乗って頂点に立ったが、今年は自力でつかみ取った。「一本棒になる前にと思って早めに仕掛けた。久しぶりに捲りが出て自信になった」。人気の竹内が絡まれて隊列が短くなったところを狙い撃ち。「調子を維持するのが難しくなってきた」と話した43歳だが、そこはさすがの勝負勘でカバー。勝負どころでのスピードも健在だった。

 最後には「三谷君が最後まで内を締めていてくれたおかげ。(昨年の優勝も)どちらもラインがあってのものです」。自力であって自力だけではない。稲垣らしくラインへの感謝を忘れない連覇だった。

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2021年7月27日のニュース