【三国・G2モーターボート大賞】山田 イン逃げV「落ち着いて行けました」

[ 2021年7月5日 05:30 ]

優勝カップを手にしてガッツポーズの山田
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 G2「三国モーターボート大賞」の優勝戦が4日、12Rで争われ、山田祐也(31=徳島)がイン逃げで優勝した。G2以上の特別レースは初制覇。来年3月のSGクラシック(大村)の出場権も獲得した。2着に金子賢志、3着は豊田健士郎。

 絶望的な隊形だった。インからコンマ13スタートの山田はいいとして問題は2、3コース。豊田はへこみ、展示から伸び気味の中島はコンマ09鋭発を放った。山田は“裸のイン”だ。

 「少し放ったので、伸びられると思っていたけど、三国は広いし必ず捕まえられると思っていました。落ち着いて行けましたね」

 本人は至って冷静だった。インが慌てなければ他艇はお手上げ。捲られまいと山田は艇を伸ばして先マイに成功。そのままゴールまで快適な独り旅で初の勲章を手にした。

 徳島の先輩が今回の優勝への恩人だ。それは最近師匠になった田村隆信。

 「3カ月前にお願いしました。面倒を見てもらうようになって心境が変わりました。三国の前にもいろいろとアドバイスをもらえて、それが大きかったです」

 まさに二人三脚でつかんだ勲章だ。次の目標はG1制覇。高知のイケメンはまだまだ走り続ける。

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2021年7月5日のニュース