【小松島開設記念】竜馬が行った!5度目の記念V 地元トリオで上位独占

[ 2021年7月5日 05:30 ]

小松島記念を制し、トロフィーを手にポーズをとる太田
Photo By 共同

 小松島開設記念決勝は4日行われ、太田竜馬(25=徳島・109期)が豪快に捲って19年佐世保以来となる5度目の記念Vを決めた。

 レースは佐々木―和田が前受けして単騎の中井、山田が続き、町田―池田、後方に太田―小川―小倉の地元勢が控える形で周回を重ねる。残り2周で太田―小川―小倉が町田の動きを警戒しながら上昇。佐々木―和田を抑え込むと山田が切り替えて4番手に。打鐘で町田―池田が一気に先制。太田もペースを上げてがっちりと3番手をキープ。佐々木は後方7番手に置かれる。町田が軽快に飛ばしてタテ長の一本棒に。バックから太田が一気に捲って町田を捉えるが、番手の小川は池田のけん制でやや外に浮く。ゴールまでしっかり加速した太田が1着でゴール。渾身(こんしん)のハンドル投げで太田に迫った小倉が2着。3着は小川で地元トリオが上位を独占した。

 19年には4連勝、完全Vで地元記念を制した太田だが、今回は連日、バックを譲らない積極的な走りながら4、2、3着と未勝利での勝ち上がり。それでも最後の最後を1着で締めくくった。「絶対に地元から優勝者を出すという強い気持ちで臨んだ。無理やり捲った感じで脚はいっぱい。差されるかと思った」と振り返ったが、2年ぶりの地元記念Vに「体からしみ出すくらい、うれしさが込み上げてきた。しばらくはこの余韻に浸っていたい」と明かした。

 1着の太田、2着の小倉、3着の小川はG2函館サマーナイトフェスティバル(16~18日)に出走する。

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2021年7月5日のニュース