【川崎マイラーズ】モジアナフレイバー圧勝、スタート直後つまずくも最後方から鋭伸

川崎マイラーズを快勝したモジアナフレイバー
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　3歳上オープンで争われた「第13回川崎マイラーズ」（S3）が26日、川崎競馬場で行われた。1番人気のモジアナフレイバーが直線抜け出して優勝、19年勝島王冠以来の重賞制覇を成し遂げた。

　単勝1・6倍。スタート直後にヒヤッとしたのはファンだけではなかった。ゲートが開いた直後つまずいて前のめり。「よく落ちなかった」と振り返った真島。もちろん位置取りは最後方からの追走だ。「レースプランが全て消えた。腹をくくって、馬の力を信じて乗るだけ」と馬群を追った。向正面に入って流れが落ち着くと追い出し開始。3コーナーで中団に取り付くと勢いそのままに4番手で直線を向く。そこからは底力が違った。真島の手綱さばきに一完歩一完歩応えるように伸びるとゴールでは2馬身半突き放していた。

　引退した繁田に替わって初めての手綱。「追い切りでまたがっていたが、やはり素晴らしい馬だった。繁田さんにも細かいアドバイスをもらったのも大きかった」とホッとした表情を見せた。今後は「マイルを中心に使う予定」（福永師）と新たなステージでの飛躍を期していた。

　◆モジアナフレイバー　父バトルプラン　母ナスケンアイリス（母の父フレンチデピュティ）　牡6歳　大井・福永敏厩舎　馬主・尾田信夫氏　生産者・北海道新ひだか町の桜井牧場　戦績22戦10勝（南関東18戦10勝）　総獲得賞金1億6120万円　重賞は19年勝島王冠以来4勝目。