【オークス】柴田善　54歳初クラシックへストライプと挑む「凄く素直で動きも良かった」

柴田善臣
Photo By スポニチ

　ストライプと新たにコンビを組む柴田善臣はオークス当日の年齢が54歳9カ月24日。クラシック最年長（安藤勝己＝51歳0カ月14日）、G1最年長（岡部幸雄＝53歳11カ月27日）勝利記録の更新が懸かる。「長くやっているからね」とはにかむ現役最年長ジョッキーは意外にもクラシック未勝利。6年ぶりの樫参戦に燃える。

　19日の最終追い切りで相棒と初コンタクトを取り、「凄く素直で動きも良かった。落ち着いていて雰囲気はいい」と好感触。母グレイスフラワーの主戦を務め、G1にも挑戦（14年エリザベス女王杯18着）した。「母とはキャンターの出方、走りだしに低く出ていくフォームが似ているね。より操縦性がいいし凄くいい馬」。母との比較は長くやっているからこそできる。G1・9勝を誇る経験豊富な大ベテランは「今まで以上に努力して苦しい思いをしてでも競馬に乗り続けたい」。誰よりも競馬を愛する男の手綱さばきに注目だ。