【NHKマイルC】シュネルマイスター超加速12秒1 ルメール「絶対いける!」

[ 2021年5月6日 05:30 ]

<NHKマイルC>ロークアルルージュ(左)と併せて追い切るシュネルマイスター(撮影・郡司 修)
Photo By スポニチ

 「第26回NHKマイルC」の追い切りが東西トレセンで行われ、クリストフ・ルメール(41)を背にしたシュネルマイスターが美浦Wコースで抜群の切れを披露。皐月賞を自重した素質馬が万全の態勢で3歳マイル王の座を狙う。

 ドイツ生まれの快速馬がWコースで弾む。引き揚げてきたシュネルマイスターの馬上でルメールの笑みがはじけた。「前走重賞を経験して、今回初めてのG1だけど、(相手が)レベルアップしても絶対いける」。手綱越しの確かな手応えをストレートに伝えた。

 Wコースでの最終追いはロークアルルージュ(5歳2勝クラス)を5馬身追いかける形。4角で内から並びかけると、いっぱいに追われる僚馬を尻目に馬なりで楽々と1馬身先着。先週に猛稽古(Wコース5F63秒5)を消化し、手控えても5F66秒5~1F12秒1の好時計だ。スピードが違う。鞍上は「今日は“無理しないで”という指示。一生懸命走っていたね。いい追い切りになった」と相棒をたたえた。

 前走弥生賞ディープインパクト記念2着も、優先出走権を獲得した皐月賞をパスした。マイルに狙いを定め、中9週での臨戦。二兎(にと)を追わない“一戦必勝ローテ”は、出走メンバーで前走からのレース間隔が最も長い。手塚師は「この2カ月間、じっくり乗り込んできた。放牧先(ノーザンファーム天栄)から厩舎に戻ってからも、いつも以上に強い調整。状態は上向いている」。しっかり間隔を空けて最高の仕上げを施すのは、令和の競馬のトレンドだ。

 胴が短く、緩さが残る馬体は無限大の伸びしろの裏返し。研さんの時間が長ければ長いほど進化する。「弥生賞はまだ緩くて絞り切れていなかった。今回が4戦目。依然、緩い馬ではあるけど、走るごとに身になっている」と指揮官。上積みは計り知れない。

 初の府中にも「たまたま右回りしか使っていないが、調教で左回りを苦にしている様子もない。高速決着を不安視している人もいると思うが全く心配していない」と師。名手と名伯楽が強気な言葉を並べる怪物候補が、世代最強マイラーを決める大一番でベールを脱ぐ。

続きを表示

「エプソムC」特集記事

「函館スプリントS」特集記事

2021年5月6日のニュース