【桜花賞】まだまだ伸びしろアールドヴィーヴル デアリングタクトの軌跡なぞるデビュー3戦目制覇あるぞ

[ 2021年4月7日 05:30 ]

調教後、厩舎に戻るアールドヴィーヴル(撮影・亀井 直樹)
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 【G1ドキュメント・栗東=6日】この時期の3歳牝馬は極めて繊細だ。例えるなら親が手を焼く思春期の女子中高生。プイと顔を背けてカイバを食べなくなったり。いかに機嫌を損ねないよう気持ちをレースに持っていくかが重要課題になる。

 激戦ムード漂う桜花賞。オサムが目をつけるアールドヴィーヴルは2着に入った前走クイーンCで◎。馬券も仕留めたが、本番に向けて気になる材料が前走の大幅な馬体減(マイナス18キロ)だ。初の長距離輸送で過度のストレスがかかったとしたら当然、反動が気になる。が、火曜朝、直撃した今野師の表情が全ての不安を打ち消してくれた。

 「初戦が余裕残しでしたから。輸送で減ったものじゃない。水っぽかった馬体が絞れて締まってきた。前回と比べると割とカイバも食べてくれています。使った上積みはある。伸びしろたっぷりです」

 待て。“いかにも余裕残し”のフレーズは軽く扱えない。新馬戦(10月10日、京都芝1600メートル内回り)に関してはぜひレースVTRをご覧いただきたい。明らかに前残りのレースを4角10番手から強襲。差し切るという舌を巻く強さ。この逆転劇を彼女は“余裕残し”で演じたというのか?

 「初めてこの馬を見た時に“平凡な馬ではない”と感じたんです。最短距離でここまで来られたことにも素質とセンスを感じる。前走で鈍かった反応も(休み明け)2戦目なら改善されると思いますよ」

 デビュー3戦目での桜花賞制覇となれば昨年のデアリングタクトの軌跡をなぞる快挙。彼女もまた常識を覆す馬かもしれない。 

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