JRAでも“格上”サブノジュニア成長楽しみ

[ 2020年12月11日 05:30 ]

JBCスプリントを制したサブノジュニア(手前)(撮影・村上 大輔)
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 【大いに気になる】さあ、大井生え抜きのG1馬サブノジュニアが再始動だ。13日、中山競馬場で行われるカペラS(G3)に参戦。「どのレースを使っても重量を背負わされることになる。ならば一回(中央に)挑戦してみよう」と堀師はJRAの重賞を選択した過程を振り返った。

 ここまでデビューから36戦。1度浦和を使った以外は全て大井で走ってきた。堀師は初物尽くしの一戦に2つのクリアポイントを挙げた。まずはスタートが芝だということ。「滑るようだと嫌だな。いくらかでも短くなる内枠が引けた方がいい」。続けて尾持ちができないのでスタートが鍵になる。「気性的に落ち着いてきてはいるし、中央はすぐ出られる感じなので大丈夫だとは思う」と前向きにレースを見据える。

 一方、馬の状態の方は万全の態勢が敷かれた。前走後は在厩で仕上げられたが、最終追い切り(小林ダート)でも5Fから64秒7~48秒3~35秒3~11秒2の好時計を単走で楽々マーク。「以前は全く動かなかったのに今はやり過ぎが心配で抑えるのが必要なくらい。精神面が成長して、肉体的にも相当パワーアップした。いろいろ課題はあるが馬の状態がいいので楽しんできます」と堀師。格上の地方馬がJRAの舞台で重賞連覇。その時が刻一刻と迫ってきた。

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2020年12月11日のニュース