【有馬記念】ファン投票1位クロノジェネシス 2位はラッキーライラック

[ 2020年12月11日 05:30 ]

厩舎周りで運動するクロノジェネシス
Photo By 提供写真

 有馬記念(27日、中山)のファン投票最終結果が発表され、21万4742票を集めたクロノジェネシス(牝4=斉藤崇)が1位に支持された。昨年1位だったアーモンドアイ(10万9885票)の約2倍の票を獲得。2位ラッキーライラック(牝5=松永幹)が21万2674票で僅差の2位。“牝馬の一年”を象徴する結果となった。

 11月のジャパンカップではアーモンドアイ、コントレイル、デアリングタクトの歴史的な3冠馬対決で大いに沸いた競馬界だが、年末の有馬記念を盛り上げるのはクロノジェネシスとラッキーライラックのファン投票上位2頭だ。

 クロノジェネシスを管理する斉藤崇師は「たくさんのファンに選んでいただいたことが光栄ですし、出走するからには恥ずかしくない状態で出せたらと思います」と投票したファンに感謝した。3日に栗東に帰厩。9日にCWコースで6F83秒6~1F12秒6をマークした。「あと2週間、いつもの流れで仕上げていけると思います。昨年と比べてもドッシリしてムダなことをしなくなりました」と成長を感じ取っていた。

 一方、ラッキーライラックは2日に栗東に戻ってきた。福永との初コンビ、これがラストランとなる。松永幹師は「上位の支持を頂けたのはうれしい。この1年、ラッキーライラックが頑張ってきた成果でもありますからね。期待に応えられるよう、しっかり力を出せるようにしていきたい」と思いを語った。こちらも9日にCWコースで6F82秒8~1F12秒3の時計を出した。「1度使っているだけあって、動きも軽いですね。中山も問題ないですし、いい形で終わらせてあげたい」。3冠馬3頭を抑えてファン投票1、2位に輝いた2頭が、暮れの大一番に向けて最高の状態に仕上げていく。

続きを表示

2020年12月11日のニュース