JRA勝ち馬から禁止薬物検出

[ 2020年11月11日 17:33 ]

 2020年11月7日第4競走に出走したソーヴァリアントから禁止薬物が検出された事ついて会見する(左から)高松知之・美浦トレセン副場長、菊田淳・審判部部長、草野寛一・馬事部上席調査役 (撮影・西川祐介)
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 JRAは11日、美浦トレーニングセンターで記者会見を行い、7日の東京4R(2歳未勝利戦)を勝ったソーヴァリアント(牡2=大竹)から禁止薬物の「カフェイン」が検出されたと発表。競馬法第31条第2号に該当しているおそれがあるため、府中警察署に届出を済ませた。同馬は失格となり、賞金は進上金も含めて没収。2着馬以下の着順が繰り上がる。なお、規定に基づき馬券の払い戻しの変更はない。JRAで1着馬から禁止薬物が検出されたのは、14年12月7日の中山6R新馬戦のピンクブーケ以来となった。

 ソーヴァリアントは7~16日まで出走停止。大竹厩舎の他の馬については、問題がなければ今週末の競馬への出馬投票を受け付けるとした。

 JRA審判担当の福田正二理事は「このたび、JRA所属の競走馬の検体から禁止薬物が検出されました。これを受け、府中警察署に届出をし、発生原因の調査を依頼しております。お客様並びに関係者の皆様には、ご心配とご迷惑をおかけしますことを、心よりお詫び申し上げます。今後は早期の原因究明と再発防止に万全を尽くし、競馬の公正確保に努めて参ります」とコメントした。

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2020年11月11日のニュース