【エリザベス女王杯】“良血”サラキア、伸び盛り娘　姉の意地を見せて弟サリオスにつなげる

北村友一騎手を背にスタンド前で運動するサラキア
Photo By スポニチ

　今年のエリザベス女王杯は良血馬が多数エントリーしているが、勢いならサラキアを買いたい。半弟は今年の春クラシック2冠で2着し、秋初戦の毎日王冠を完勝したサリオス。やや出世が遅れていた姉だが、弟の重賞3勝目の翌週、同じ舞台の府中牝馬Sで待望の重賞初制覇。夏の小倉日経OPから2連勝で、堂々とG1舞台に駒を進める。

　府中牝馬Sは重馬場だったが、それまでの戦績からむしろ道悪は得意ではないタイプ。苦手な馬場をあっさり克服したことからも、地力強化が見てとれる。秋華賞4着、昨年のこのレース6着の実績から、牝馬同士ならG1でも通用していい能力の持ち主。弟は次週のマイルCSにエントリー。先んじて姉の意地を見せたい。