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【新潟記念】ブラヴァス 重賞初Vで逆転夏王者!福永は“珍記録”で9年ぶり夏新潟リーディング輝く

[ 2020年9月7日 05:30 ]

ブラヴァスで新潟記念を制したと同時に新潟リーディングも決めた福永祐一(撮影・西川祐介)
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 サマー2000シリーズの最終戦「第56回新潟記念」が6日、新潟11Rで行われた。中団から運んだ福永騎乗の2番人気ブラヴァス(牡4=友道、父キングカメハメハ)が馬場の外めを伸びて、逃げ粘るジナンボーを頭差差し切って重賞初V。同シリーズの逆転優勝も決めた。福永は今夏の新潟リーディングと共に、サマージョッキーズシリーズ王者にも輝いた。

 最後の直線は、多くの馬が馬場のいい外ラチ沿いへ殺到。直千競馬のような攻防となった。馬場の中ほどで粘るのは、逃げの奇襲に出たデムーロ騎乗のジナンボー。中団から運んで、馬場の外めを豪快に伸びた福永騎乗のブラヴァスとは距離が離れていて、どちらが先着したか、肉眼では分からないほどの際どい勝負だった。

 写真判定の結果、頭差先着していたのはブラヴァス。福永は「最後まで分からなかった。2、3番手の競馬も頭に入れていたけど、思っていたより先行する馬がいた。馬の後ろで競馬がしたかったから、いい形で3角に入れた」と振り返った。前走の七夕賞2着と、この勝利でサマー2000シリーズの王者に輝いた。母がG12勝のヴィルシーナという血統背景もあり、秋のG1戦線での活躍が期待されるが「まだ道中や追ってからの走りはかみ合ってない。正直乗っていて気持ちのいい感じではなかった。それでもしっかり伸びてくれた。その辺りは年齢とともに解消してくると思う。まだ伸びしろにあふれている」と将来性を高く評価した。

 福永は今夏の2、3回新潟開催で15勝を挙げリーディングを獲得。新潟では11年以来、9年ぶり2回目の栄誉。勝ったレースは全て芝という珍記録のおまけ付きだった。福永は「新潟開催を重賞勝ちで締めくくることができました。2歳馬のレースでは満足な結果を出すことができましたし、制裁で騎乗停止となってしまったことを除けば、良い夏にできたと思います。結局、芝しか勝てへんかったけど」と笑った。

 友道厩舎は昨年のユーキャンスマイルに続いて新潟記念連覇。師は「この血統は成長が遅い。その辺をオーナー(佐々木主浩氏)は理解してくれて、大事に使わせてもらっている。心身ともに成長して、一歩ずつ着実に良くなってきている」と語った。秋のローテーションについても「G1ではまだ荷が重い。おじのシュヴァルグランも(成長が)遅かったけど、あれより一歩くらい遅いから」と泰然自若。今後については焦らない方針だ。馬名の意味はポルトガル語で「素晴らしい」。ブラヴァスの将来を表すような、ぴったりの名前だ。

 ◆ブラヴァス 父キングカメハメハ 母ヴィルシーナ(母の父ディープインパクト)牡4歳 栗東・友道厩舎所属 馬主・佐々木主浩氏 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績12戦5勝 総獲得賞金1億2436万円。

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