大井競馬場 度重なる放馬事故を謝罪 今度は運河に転落し泳ぐ「近隣住民の方に不安を与えました」

[ 2020年6月20日 16:10 ]

大井競馬場から脱走した馬=20日午前、東京都品川区(近隣住民提供)
Photo By 共同

 大井競馬場(東京都品川区)は20日、同競馬場所属の競走馬「サルダーナ」号が午前8時10分頃、調教中に放馬し、近くを流れる京浜運河に転落するアクシデントがあったと公式サイトで発表した。同競馬場では、5月25日にも誘導馬による放馬事故が発生。「度重なる放馬の発生に伴い、近隣住民の方に不安を与えましたこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 大井競馬場によると、体重約480キロのサルダーナ号が何かに驚いて逃げだし、厩舎に隣接する防潮堤を跳び越え、護岸に降りた後、数メートル先の京浜運河に転落。約20分後、対岸まで泳いだところを厩舎関係者が捕まえた。「本件による負傷者等はおらず、転落した当該馬は外傷を負ったものの、既に確保されて競馬場内に戻っております」と報告した。

 5月にも、誘導馬1頭が脱走。品川区の八潮橋交差点でワゴン車と衝突し、運転手が負傷した。大井競馬場は「今後、本件の原因の究明と再発防止に努めてまいります」としている。

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2020年6月20日のニュース