横浜高で甲子園2度出場の遠藤圭吾、ボート挑戦 倍率20倍突破し養成所合格

[ 2020年4月8日 05:30 ]

18年夏の甲子園で3回戦で、6回に金足農・吉田から右前適時打を放ちガッツポーズする横浜・遠藤は
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 ボートレース選手を育てるボートレーサー養成所の入所式が7日、福岡県柳川市で行われ、倍率20倍の難関を突破した51人の第128期選手養成員が新生活をスタートさせた。横浜高で2度甲子園に出場した遠藤圭吾(19)も合格。「プロ野球選手は諦めたが、自分の体格を生かせるプロの世界であるボートレーサーになるため、日々の訓練に励む」と意気込んだ。

 1メートル70、62キロながら名門の正遊撃手として活躍し、3年時の18年夏の南神奈川大会では9番ながら打率・556をマークし、甲子園出場に貢献した。甲子園では3回戦で金足農(秋田)に敗れたが、エースの吉田輝星(現日本ハム)から一時勝ち越しの適時打を放つなど2安打を放った。

 ▽ボートレーサー養成所 福岡県柳川市にあるボートレース選手、審判員、検査員を養成するための全寮制の訓練施設。66年に設立された本栖研修所(山梨県)を01年に移転。17年に開設当初の「やまと学校」から現在の名称に変更された。同時に訓練費用を無償化。毎年4月と10月に入所式が行われ、入所者は1年間の訓練を受ける。過去にも甲子園出場経験を持つ高校球児が入所。88期の三井所尊春(41=佐賀)は佐賀商の内野手として97年夏に出場。118期の佐々木翔斗(23=大阪)は14年春のセンバツを制した龍谷大平安のメンバーだ。

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