50歳西川の進化は続く「乗れる限り乗らんと」

[ 2020年2月21日 05:30 ]

西川騎手
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 【地方からの風】高知の西川敏弘(50=大関)がNARグランプリ2019の特別賞を受賞した。昨年3月に地方通算3000勝を達成。グランプリ表彰式前日、16日の重賞・だるま夕日賞をウォーターマーズで制し、自ら祝杯に花を添えた。「年齢なりの乗り方があると気付いた。今までは自分が馬を動かすイメージ。今は馬を頼るというか、馬のいいところに持っていくような乗り方」。1月27日に50歳を迎えた今も進化している。

 「それでも、ここぞという時にはやらないと」と話す“ここぞ”がウォーターマーズの存在だ。道中追い通しという騎手泣かせな同馬だが「潜在能力は今まで乗った中で一番」と、騎手生活33年目に出合った逸材にホレ込む。真面目に走らないからと素顔で走らせていたが、夕日賞は西川の案であえてメンコを着用。「ハミを取った」と逆転の発想が奏功した。次は地元唯一のグレードレース・黒船賞(3月10日)に臨む。

 西川と言えば、ケガで引退も考えていた赤岡に自分の騎乗馬を回して翻意させたエピソードも有名。その赤岡は今年、佐々木竹見元騎手の記録を超える地方初の14年連続年間200勝超えに挑む。逆に昨年はぎっくり腰に苦しんだ西川を、高知の騎手たちが引き留める場面もあった。「周りが辞めちゃいかんて。乗れる限り乗らんと」。そう言って目尻のシワを下げたいぶし銀。高知を支える大きな存在だ。

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