【京都牝馬S】“ラスト重賞”四位、平常心で勝負 3月から調教師「気持ちの変化ない」

[ 2020年2月21日 05:30 ]

調教師バッジを手に笑顔の四位
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 3月から調教師に転向する四位洋文(47)は22日の「京都牝馬S」が重賞ラスト騎乗。「最後まで変わらずに」と平常心で臨む。初コンビのメイショウショウブ(牝4=池添兼)は抜群の仕上がりを見せており、JRA重賞通算77勝目のチャンス十分だ。

 競馬界にとって2月は別れの季節。今年は“騎手・四位洋文”がムチを置く。引退式が行われる29日まで開催は残り3日。四位は23日は重賞競走がない京都で騎乗。29日は3場とも重賞なし。よって、22日の京都牝馬S・メイショウショウブが重賞ラスト騎乗となる。

 デビュー30年目で迎えた節目。3月からは調教師に転向(厩舎立ち上げは21年春の見通し)する。「ずっとジョッキーだったから…。引退式当日はどういう気持ちになるか分からないけど、今のところは気持ちの変化はないです」。現役8位のJRA1585勝。冷静な手綱さばきでターフを沸かせた名手は最後まで平常心での騎乗を心掛ける。

 初コンビのメイショウショウブには2週続けて追い切りに騎乗。19日の最終追いはCWコースを6F86秒7~1F12秒1(馬なり)で軽快に駆け抜け、「気配は抜群。2走前(阪神C3着)くらいはやれる馬だと思います」と好感触を得ている。担当の坂井助手も「具合がいいし短縮もプラス。冗談抜きで“ショウブ”できる」。陣営の口ぶりからはそろって勝負気配が漂う。

 騎手としての一番の思い出は07年ダービー。「ダービーを勝ちたい。子供の頃からの夢をかなえてもらいました」。64年ぶり牝馬Vのウオッカと伝説をつくった男がラスト重賞も牝馬で決めるか。「頑張ってほしい。いいプレゼントになればいいね」とオファーを出した池添兼師。重賞V締めの大団円となれば、応援してきたファンに向けても最高のプレゼントとなる。

 【松永幹師06年阪急杯で大波乱V】騎手として現役最後の重賞をVで飾ったといえば松永幹師。06年2月26日の阪急杯。不良馬場の中、11番人気ブルーショットガンを大波乱Vに導いた。当時、「びっくりしました。あんなに走ってくれるなんて。競馬の神様が降りてきてくれたかな」と語った。直後の最終12Rもフィールドルージュで勝ち、JRA通算1400勝。騎手仲間から胴上げされてターフを去った。

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