【北山S】アンヴァル 前走敗因がはっきり、番手から「巻き返し必至」

[ 2020年2月14日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=13日】小雨に打たれながら鈴木智は北馬場へと歩を進めた。ここは「馬優先」のトレーニングセンター。馬を驚かせないために傘の使用は基本的に禁止だ。20年ぶりに現場復帰した鈴木智は改めて競馬社会のルールを身に染みて思い出した。

 北馬場に向かったのは京都遠征するリワードアンヴァル(日曜京都10R北山S)について藤原辰師に話を聞くため。軽快な先行力を武器に3勝を挙げているが「状態はいいよ。ハナにはこだわらない。今は好位での競馬を覚えさせている最中。前走はちょっと出していったら、ハナへ行ってしまった。具合が良すぎたんだろうね。スピードはいいものを持っている。今回は先々を見据えて、番手からレースを進めてほしい」と戦法を明かした。

 9日に6F82秒2と長めからしっかり追われただけに、12日の最終追いは5F69秒5~1F13秒1と馬なりの調整で息を整えた。前走・アレキサンドライトS1番人気10着の敗因ははっきりした。鈴木智はノートに「巻き返し必至」と書き込んだ。

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2020年2月14日のニュース