【共同通信杯】フィリオ躍動!瞬時にギアチェンジ楽々併入12秒2

[ 2020年2月14日 05:30 ]

<共同通信杯>史上2頭目の“キャリア1戦V”へ3頭併せで軽快な動きを見せたフィリオアレグロ(右)(撮影・郡司 修)
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 今週末は東西3重賞の豪華版。日曜東京の「第54回共同通信杯」で史上2頭目の“キャリア1戦V”を狙うフィリオアレグロが唯一の木曜追いを敢行。G1・2勝を挙げたサトノクラウンを兄に持つディープインパクト産駒がクラシックの登竜門として名高い舞台で飛躍を期す。一方、関東の常勝軍団を率いる国枝栄師(64)は東京のクイーンCにマジックキャッスル、京都記念にカレンブーケドールを送り込み、自身初の“土日重賞連勝”を狙う。

 大粒の雨に白く霞(かす)むWコースでフィリオアレグロが躍動した。最終追いは3頭併せ。先導したイーグルバローズ(6歳オープン)が直線半ばで遅れると、最後はサトノ ダムゼル(4歳3勝クラス)と併走。しまい重点で4F55秒1、1F12秒2。時計こそセーブしたが、回転の速いフットワークと瞬時のギアチェンジで楽々と併入に持ち込んだ。「先週、ミルコ(M・デムーロ)が乗ってしっかり負荷をかけたが、今日もラストまでいい動きだった。休み明けでも力を出せる状態」と森助手。静かな口調ながら手応え十分に好感触を伝えた。

 同じ堀厩舎で16年香港ヴァーズ、17年宝塚記念を制したサトノクラウンの半弟。森助手は「まだ今の時点で比較するのはかわいそう」とした上で「気性的にカッとするところは少し似ているかな」と評する。一方で、秘めた素質への期待も隠さない。「新馬(昨年10月東京)を勝った後、放牧を挟んで体がひと回り大きくなった。全体的な緩さは残しているが、そういう中でも競馬で結果を出してくれた。クラウンもこの時期はまだ緩かったから」

 その兄は新馬Vから東スポ杯2歳S、弥生賞と3連勝を飾った。レースこそ異なるが、2戦目で東京1800メートルの重賞を勝っている。兄の軌跡をなぞるような2戦目での重賞挑戦。森助手は「初戦で東京を経験しているのは強み。距離は延びていいタイプだが、東京なら初戦の2000メートルと今回の1800メートルで形態がほとんどが変わらないので問題ない。素質は重賞でも通用する」と力強い。ここを勝って、兄が果たせなかったクラシック制覇へとつなげるか。春の行方を、そして将来を占う意味でも重要な一戦となる。

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