【有馬記念】根岸助手 アーモンド「力抜けてる」 女王様と“夢の場所へ”

[ 2019年12月19日 05:30 ]

アーモンドアイ7冠へ「ONE TEAM」

 根岸真彦助手(37)はどんなときも穏やかにほほ笑み、アーモンドアイに寄り添う。令和きってのスターホースの担当。プレッシャーは相当なはずだが「あるときからほとんど感じなくなった。だって馬の力は抜けてますから。順調なら勝っちゃいます」。リップサービスも乗せつつ愛馬への信頼は絶大。楽しそうにアーモンドアイを引く表情に表れている。

 担当馬初のG1勝ちとなった桜花賞を皮切りにG1・6勝。そして今回「思い入れは一番」と話す有馬記念に初めて臨む。父親がJRA職員。子供の頃は中山競馬場の社宅に住んでいた。「有馬記念(94年)でナリタブライアンを見て競馬を好きになった。有馬は子供の頃から思い入れが強い。マツリダゴッホ(07年)のときに自分も口取りに入ったが、いつか担当馬で立ちたいと思った」

 ゴッホの写真の一番端に根岸助手がいた。今度はアーモンドアイの隣で同じ景色を見たい。「競馬人生でこんな馬に出合えることはめったにない。後悔しないよう精いっぱいお世話します」。顔は触ってもいいけど体は嫌!という気の強い女王様を丁寧に拭きながら、穏やかにほほ笑んだ。

続きを表示

2019年12月19日のニュース