【新潟5R】菜七子 自己新6週連続V!今年37勝で関東リーディングトップ10入り

[ 2019年10月20日 05:30 ]

<新潟5R>6週連続勝利に笑顔の藤田菜七子(手前左から3人目)(JRA提供)
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 変則3日間開催の初日に、あっさり“新記録”を達成。テン乗りのチェアリングソングで自己最多の月間7勝目をマークした菜七子は「馬に勝たせてもらいました。勝ててよかった」と汗を拭った。 レース結果

 好位でうまく流れに乗った。勝負どころで大外へ出すシーンも多い菜七子だが、この日はインにこだわる。直線で馬群がばらけると目の前にはVロード。スッと抜け出すと後続を3/4馬身突き放した。「内枠だったのでロスなく立ち回りたいと思っていた。2歳のこの時期にしては精神的にしっかりしているし、最後は凄くいい脚を使ってくれました」と納得の表情でレースを振り返った。

 これが今年37勝目。この日のオーストラリアG1コーフィールドC(メールドグラース)を制したレーンを2着回数で上回り、ついに関東リーディングの10位に躍り出た。本人は「あまり数字の目標を立てることはないし、成績は一年間が終わった時に振り返れば」と途中経過には興味を示さないが、一流の目安でもある「トップ10」入りを果たしたのは事実だ。

 騎乗を依頼する側の評価も明らかに変わってきた。今週は代替開催の21日東京を含め、一節自己最多の21鞍に騎乗。1日4勝を挙げた5日を含め、今開催の新潟での騎乗馬の平均人気は4・2。それまでの新潟開催での平均人気7・3と比べると、馬質自体がグンと良化している。

 新潟年間リーディングも17勝で首位固めに成功。2、3位の戸崎と内田は東京を主戦場にしており、兄弟子の4位丸山とは5勝差。独走態勢に入った。「いいイメージがあるし、大好きな競馬場」と話す新潟開催も今年は残りあと3日。20日の新潟も有力馬多数の10鞍に騎乗。今の菜七子なら白星量産も大いに期待できる。

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